2008年03月19日

字を覚えるということ

字を覚えると、文字情報に触れることで世界が広がる一方で、ある種の能力がしぼんでしまうような気がする。

うちの5歳児がひらがなをマスターする前は、絵本を渡しておくと、絵を見ながら、覚えている内容を朗々と口述していた。口承の民話みたいな感じだ。

時々、話が迷子になると、自分で勝手に話を作っていた。ディズニー絵本の「美女と野獣」だと、「べるは、どれすにきがえておおあばれ!」とか。語彙も少ないぶん、かえって斬新な表現を使ったり。

字を覚えてからは、そういう愉快な創作や表現をあまりしなくなってしまった。必死で文字を追う姿に成長を感じる一方で、母はちょっとさみしい。「字なんか今は覚えなくていいのに〜」という保育園の先生の気持ちも、わからんでもない。が、覚えちゃったもんはしょうがない。

文字をもたない民族は、どんなふうに脳を使って、情報を蓄積しているんだろうか。そういう民族の言葉と、書き言葉を活用する民族の言葉とでは、なにか役割に違いがあったりするんだろうか。小さい頃から活字中毒であり、耳から情報を得るのが苦手な私にはちょっと想像がつかない。

私は、目の前にあるものを、書き言葉でカテゴライズして頭の引き出しにしまってしまうが、そのことで、かえって本質を取り逃がしてしまっていることがあるような気がする。

posted by すずめ at 18:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月04日

年末年始、親子でバイオテロリストと化す

クリスマスかおおみそかには必ず体調を崩し、寝込んでしまう。それが私のザ・恒例行事。「空気読めない」私らしい展開でございましょう?

そして今年もやっちまったぜ! それも親子で……。帰省先して半日後には、私&10歳児が「お腹がき゛ぼち゜わ゜る゛い゜……」とダウン。くそ忙しい大晦日に寝込み、元旦には10歳息子がごちそう並ぶ居間でゲロンパ……。

居間には1歳〜5歳の乳幼児が4人もウヨウヨしていて、「もしこれがノロウィルスだったらゲロンパの残骸からウイルスが撒き散らされてえらいことに!!」と真っ青。

乳幼児が嘔吐&下痢を患うと、まじで命にかかわるし、きょうだいの仕事は飲食系や福祉系だったりするので、そちらへの迷惑もどこまで波及するのか、息子ゲロンパの瞬間に最悪の事態をシミュレートしてしまう自分。

気持ち悪さをこらえながら、必死で拭き拭き。ばーちゃんごめん、ばーちゃんの革ジャンにも被害が……。

ばーちゃんやきょうだい、その配偶者に平謝りながら、寝込みながら、処理&処理&処理。

さらに息子はもうひとつ災厄を持ち込んでおり(トホホすぎてここには書けぬ)、まさに親子でバイオテロリスト状態な正月でした。

そんな状況の中、私の実家から夫の実家への移動を、予定通り進めようとする夫。げっ、この災厄をさらに先方にも持ち込むんですか、先方に被害が及んだ場合の責任は、はっきりいって嫁の私に問われるわけなんですけど……。

それでも移動は粛々ととどこおりなく進められ。日は経ち。とりあえずは被害拡大は確認しないまま、わが家に戻ってまいりました。

もう精神的に追い込まれて、胃をとおりこして十二指腸がイタカッタヨ……。
とりあえずいまのことろはみんな無事でヨカッタヨ……。

母からは「私の言った通りキヨーレオピン(にんにく系サプリ)をちゃんと飲まないからじゃ」と説教されてしまいました。なんか、もう、なんと反論していいのかワカリマセン。

まあ、行く先々で弟嫁さまとか義兄嫁さまもすでに体調を崩されていたので、そういうシーズンではあったのでしょうけどね。

ちなみに10歳児のひいたおみくじは「小吉」。一方、5歳娘のひいたおみくじは「大吉」で、「立身出世たるべし。女はとくに引き立てられる」とのお告げが。

あのね、保育園ですでに「会長」と呼ばれている娘が、これ以上立身出世してどーすんでしょうね? おみくじの結果までイマイチだった息子が、ちと不憫でした。

ああ、今日は頭がまとまりません。新年早々こんな記事でごめんなさいね。この週末で立ち直って、ピチピチの脳&身体で仕事に取り組みますわよ!

posted by すずめ at 22:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月06日

娘、絶賛発熱中

働く母同士の会話でよくあるのが、
「うちの子、連休を狙い撃ちして熱を出すのよ。ある意味親孝行よね」
「うちなんて、納期になると必ず熱を出すのよね。かまってほしいのかなー」
というやつ。

はいはい〜、今回は、夫婦そろって締め切り・校了時期に娘が発熱してくれました。
それも39度台! 病院が開いていない日曜日に!

子供たちは基本的にめったに熱を出さず、出してもピンピンしているので
たいへん安心なのだけど、さすがに39度を超えると尋常ならざる雰囲気
なのですわ〜。

「キモチワルイヨ〜、オナカイタイヨ〜」とトイレにこもり、吐いたり、きばったり
しているうちにますます体温が上がり、「アツイヨ〜アツイヨ〜」と怒り狂って
トイレの中で服を脱いで下着姿になってゴーゴー泣いている……。
暑いからだっこもイヤ、でも放っておかれるのもイヤなんですと。
自分、原稿が気になりつつも、5歳児がそんな状態では手につかず……。
こんなとき、看病は自宅勤務者側にすべてふりかかってくるわけで……。

でも熱が上がりきったらラクになったらしく、翌日は病院でも医者に
「けっこう元気そうですよ? ただの風邪でしょう」といわれる程度に
回復した。んで、日曜に見逃したスケート(グランプリシリーズ)の録画を
見てご満悦。「まおちゃんみたいでしょ〜」とクルクルまわっていた。
いや、あんたまだ39度ですから……。

火曜になっても平熱に戻らないので、保育園はお休み。すっかり
ごきげんでままごとなぞをしつつ、「ねーねーおかーさん、まだおしごと
おわらないのー?」と聞きに来る。

おかげさまで終わりません!(泣)

でも、元気になってほんとによかったヨ……。
母は仕事に戻ります。まあなんとかなるだろう。自分にうつってなければ。

posted by すずめ at 16:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月06日

ハニートラップ

といっても、お色気で情報を探り出すんじゃなくって、本当?のハニートラップのお話。

5歳の娘が、はちみつ1kg入りのビンを眺めながら。
「これをお玄関の前に置いておいたら、プーさんがウチに来てくれるかなあ」
「んー、どうやってウチまで来るの?」
「ディズニーランドから電車に乗ってくるの」

カワユス! 超カワユス! 萌え転げる父ちゃん。

あー。本当に幸せな娘だね。私なんか、その年頃には「ウルトラマンの背中のチャック」に気づいてしまって、すごく悲しかったおぼえがあるよ。

まあ、娘がディズニーランドに行ったのは2年前の夏。今年の夏に行ったら、いろんな「事情」に気づいて、大人の階段をまた一歩、昇るのかねえ。

posted by すずめ at 13:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

算数の授業

小学3年生の子の授業参観に行ってきた。

今回の算数の授業のテーマは「重さ」。

「こういうテーマって自分たちは小2くらいでやってなかったけ」と思いながら
観ていたら…。

1コマの半分くらいをついやして、
「バナナの重さは156g。実を食べて、残った皮の重さは29g。
 実の重さは何gでしょうか?」
という1問を延々とやっていた。

ちょ、それ、引き算を習った普通の2年生なら、瞬殺できる問題じゃ
ございませんか?

そんで、残りの時間は「このあいだ宿題でいろいろな物の重さを
はかるようにいいましたが、何が何gでしたか?」という発表

これをわざわざ「少人数クラス」(30人×2クラスを3分割)で
やってるわけだ。

なんだかなー。いくらなんでも「ゆとり」ありすぎじゃないの?
私は「ゆとり教育」の「総合学習」の時間などは、テーマ設定と
指導がうまくいけば、「自ら学ぶ力」を身につけるには効果的
じゃないかと思っているけど。

とくに算数のまったり感には耐えられん。逆に子供がかわいそうに
なってくるよ…。
posted by すずめ at 13:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月02日

娘の王子様

保育園からの帰り道、娘は一日の出来事をいろいろ話してくれる。

娘「あのね、今日は雲が出ていてね、お空が海みたいだったの。だからね、○○くん(娘の好きな子)といっしょに見てたんだー」

私「○○くんとは何して遊んでたの?」

娘「スクーター…(うっとり)」

いーねー。年少さんにして、好きな子といっしょにスクーターで遊んで、「海みたいな空」をながめる日常。このところは、○○くんと「結婚式ごっこ」もやっているらしい。苦手な野菜も、「○○君にきれいなお肌をみせたいでしょ?」と諭せばパックン。

同じ年頃の私はひたすらアリンコの行列をながめる毎日だったっけ。顔は同じでも、えらい違いだ。

お前は幸せになれるよ!
posted by すずめ at 16:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月30日

わが子を本好きにする方法 幼児編

子どもが言葉を話すようになってしばらくすると、つい親はひらがなの読み方を教えたくなる。

でもそれはガマン。

字を読む前の幼児時代って、親が絵本の内容をアレンジしながら読み聴かせをしたり、あるいは子がページをめくりながら好き勝手にストーリーをでっちあげたり……と、本と自由に付き合える時期なんだと思う。

勝手にひらがなを覚えちゃのはしようがないとしても、この時期はやっぱり膝の上に子を乗せて、自由奔放に本を楽しむのがいいんじゃないでしょうか。

【言葉のリズムを楽しみ始めたら】




【お気に入りのお友達ができたら】



※「しろいうさぎとくろいうさぎ」はうちの子には不人気…

【集団生活になじんできたら】





 ↑読みごたえありすぎるので、最初は上手にはしょるべし





↑ バナーの著者名が間違ってますね。「松谷みよ子」です。
  続巻ではパパとママが離婚しちゃったりして微妙にストーリーが
  複雑になっていきますが、このシリーズ第1巻は大丈夫(?)
posted by すずめ at 09:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月04日

わが子を本好きにする方法 赤ちゃん時代編

おもしろいもので、赤ちゃんは、自分がしゃべれるようになる前から絵本に興味を示す。

保育園でみていても、だいたい「おすわり」や「はいはい」ができるようになる子は、読み聞かせの輪の中に入っている。意味がわかっているのかどうかは不明。

時々、絵本を「破る」ほうにハマる時期があるんだけど、そういうときは別のおもちゃで気をそらせたり、新聞を渡して好きなだけ破らせたりした(そして、この時期のヤツらは、その破った新聞を食べたりして、それがンコに出てきたりして…)。

絵本を破ったり、乱暴に扱うクセがついちゃうとイヤだったもんで…。

なので、まだ「アウアウ」とか言わない時期でも、あれこれ読んでやると、赤ちゃんは喜ぶと思うなあ。

【赤ちゃん時代に人気のあった本】


●ベビーがきゃあきゃあ声をあげて喜ぶ!
 ただし淡々と読むんじゃなく、いっしょに遊ぶ感覚で

   

●離乳食を食べ始めたら…
   

●下の子のファーストブック
 中ページも厚紙で丈夫

   

●これでうちの子はふたりともにんじん好きに!
   

●おばけが怖くて寝かしつけがスムーズに!?
 そして怖いくせに子ども達はこの本が大好き

   

●上記2冊をふくむ、せなけいこの4冊セット
 せなけいこの絵本の結末は救いがないのになぜか親子に好評…

   

●「読み聞かせ」というよりは「いっしょにうたう」本 
  


●その他、上の子は「働く自動車」関係の絵本にひたすらはまってた…
posted by すずめ at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月03日

わが子を本好きにする方法 生活習慣編

本好き(というより活字好き)が高じて、ライターという仕事を選んだ。

2人の子も普通に本好きである。なんで「普通に」をつけたかというと、上には上がいて、「うちの子なんて、すんごく難しい本を年○百冊呼んでるわ!」というお方がいっぱいいるからである。

うちの子は、年齢相応の本を、日々テキトーに手をとっている。今回は、普通の本好きにするにはどうすればいいかという話。そう、「読書の秋」企画!

以下の話は、自分や自分の親戚、友人などの本好きをもとに推察した「わが子を本好きにする方法」です。

1 家に本をたくさん置く
図書館を使えばいいじゃない、と思うかもしれないけれど、人気の本はたいてい貸し出し中。予約を入れても、待っているあいだに「読みたい!」気分がさめちゃうこともよくある。「お気に入りの本」は、気が向いたときに好きなだけ読めるよう、リビングに置いておきたい。
もちろん、好きな本のリサーチに、図書館は役に立ってくれる。保育園で気に入っている本、図書館でよく借りる本があったら、買ってやろう!

2 好きな本を読ませる

子によっては、特定ジャンルの本ばかり読みたがることがある。「なんで図鑑ばっかり…」「なんでマンガばっかり…」「なんで『ゾロリ』ばっかり…」と頭をかかえたくなることがあるけど、そこはガマン。読みたい本を読ませましょ。そのうち、活字に慣れていくし、ほかの本に興味が広がっていくこともある。そのまま突き進んで「○○博士」になってもええじゃないか。

※ただし、残酷描写、エロ描写には、親なりに規制を設定しておいたほうがいい。少女コミック誌とか、すんごいエロいことになっているから!
(=子が読んでいるもの目を通す必要アリ。本だけじゃなく、テレビ等についてもそう思ってる)

3 テレビを消す

こいつがついていたら、読書はもちろん、他の遊びだって手につかない。観る番組を決めておいて、それ以外の時間はスイッチオフ。

4 親が楽しそうに読む

親がテレビを観ながら「本を読め」「勉強しろ」といったって聞くわけない。親が楽しそうに本や雑誌を読んでいたら、子もなんとなく真似て、本を手に取る。

5 最初は「読み聞かせ」から

字が読めないうちは、できるだけしてやりたいし、読めるようになっていても、乞われればやりたい。「親がすすめているけれど、子がその気にならない本」なんかでも、冒頭部分を読み聞かせてやると、あとは自分でぐいぐい読むこともよくある(もちろん玉砕することも)。

こんなところでしょうか。他にいい方法があったら教えてください。まあでも、この5つを実践しても「うちの子、◎◎ばかりして…」というのなら、それはそれがその子の選んだ道、ってことじゃないすかね。無理強いするほどのものではないと思う、読書って。

なお、本好き=国語の成績優秀、ではありませんからっ!! そこんとこお忘れなく!
posted by すずめ at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月06日

ほんとうのともだち

最近の子育てでは、「おばちゃん」「よその子」という言葉は使わない。まるでタブーかなんかみたいに。

だから、「●●ちゃんちのおばちゃん」は、「●●ちゃんママ」だし、公園で会ったりした知らない子も「ほら、おともだちだよ〜」と表現する。

実際、私を「おばちゃん」と呼ぶのは、甥っ子姪っ子くらい。


それをふまえた、4歳女児との会話。

娘「私のおともだちって誰だと思う?」
私「ん〜? 保育園の子はみんな“おともだち”でしょ?」
娘「違う! ほんとうのおともだちはAちゃん(保育園のお気に入りのお姉さん)とBくん(2歳のいとこ)なの!」
私「C子ちゃん(同クラスの仲良し)は?」
娘「おんなじ保育園だから、ほんとうのおともだちじゃないの!」
私「Aちゃんだって同じ保育園でしょう? そもそも、ほんとうのおともだちってどういう意味?」
娘「(なぜか突然キレる)ほんとうのおもだちなんていない!!!

おいおい何があったんだよ。「ほんとうのおともだち」のことなんて、十歳過ぎてから悩めばいいんだよ。それともなんだ、子供たちのあいだで、「ほんとうのおともだち」論争でもあったのか。謎。



ちなみに、大人のいる場所ではめったに出てこない「おばさん」という言葉だが、子供の間では脈々と受け継がれているらしく、このあいだメガネをはずしていたら「知らないおばさんみたい〜」とゲラゲラ笑われた。しどい…
posted by すずめ at 14:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月22日

奈良のかいぶつ

このあいだの3連休は、親族の慶事で関西へ。ぽっかりあいた1日を利用して、奈良へ行った。

私としてはあちこち寺めぐりをしたいのがやまやまだが、なにせメンバーが
小学3年生
4歳児

義理の弟(=妹の夫)
2歳になりたての甥っ子
…である。

もう、「大仏さん」&鹿くらいしか見せるものがないじゃねーか! しかし、この企画そのものを、「子供が大仏見て喜ぶわけないじゃん」と妹には真っ向から否定されてしまった。

えっ、そうかな? 中宮寺の半跏思惟像ならともかく、ああいうダイナミックなのって「ウルトラマン」みたいで楽しいじゃん。ダメ?

ともあれ、企画に悪態をついた妹の旦那とチビもいっしょに、電車を乗り継いで奈良へ。

全国的に気温35度を超えた炎天下、近鉄奈良駅からチビどもを引き連れて、東大寺を目指して歩く歩く……。

ぐずられるかと思いきや、意外に子どもたちは、「ならのかいぶつ、まだ〜?」(by4歳児)なんてノリノリだ。ほら見ろ。

もちろんお約束で鹿せんべい(150円)を買う。奈良の鹿のずうずうしさを知らない小3が、いきなり鹿せんべいをガッツリまるごと一気食いされ、呆然。それをみていたチビたち、号泣……。そのあとは、とりあえず鹿をみるたびに泣く、泣く。


東大寺では、まずは南大門の金剛力士像の迫力に驚き、続いて本命の大仏殿へ。奴らには大仏殿の美しさを堪能する審美眼はないから、とにかく敷地の広さがうれしくて、はしゃぐはしゃぐ。はしゃぐ場所じゃないんだけど、思わずそうしたくなる開放感が東大寺にはある。静謐そのものの法隆寺や薬師寺との違いはなんなんだろう。以前、友人と来たときも、いい大人が異様な笑顔で写真に写っていたっけ。

そして、大人たちよりも一足先に大仏殿に入った子どもたちは……、

すぐに走り出てきて、

「かーちゃーーん、おっきーーーよーーーー!」

すげーうれしそう。よっしゃー! 
大きいから「大仏」なんじゃー! 「かいぶつ」じゃねーぞ!

そしてお約束の柱の穴くぐり(厄落としができるそうな)をして、お土産選び。
なぜかチビさんたちは、鹿が怖くて泣いていたのに、鹿の人形を選ぶのであった。なーぜ。

ちなみに余力があれば、「顔が3つある」興福寺の阿修羅像も見せたかったが、さすがに子どもたちは大仏と鹿で燃え尽きた様子だったので断念することにした。子連れのときは一点豪華主義につきるからな。

うむ。
posted by すずめ at 02:50| Comment(3) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月11日

ガムランの音色

渋谷の「こどもの城」(児童館の総本山みたいなところ)で、ガムランの親子ワークショップに参加してきた。

「こどもの城」のガムラン講座の受講生がお手本演奏→受講生や講師の手ほどきを受けながら自分たちも演奏する、という流れ。

ガムラン音楽を生で聴くのは、約15年前にバリ島に行って以来。バリ島で聴いたときのガムランは「テンションが上がる」曲調だったけど、「こどもの城」でのガムランはジャワ島のもので、わりと癒し系の曲調だった。

ガムランは金属打楽器が中心で、音色が五臓六腑にまで響き渡る。CDじゃ絶対この五臓六腑感は味わえない。和太鼓もそうだよね。

そういえば、ガムランの音色には精神をリラックスさせる効果があるのだけれど、その癒しの周波数はCDでは収録できないという話が聞いたことがある。ガムランに限らず各種打楽器、弦楽器でも、私は同様のことを感じていて、確かにCDは名演奏を聴けるメリットはあるけれど、たとえ素人演奏でも生で聴いたほうが心に音がしみわたるように感じることがよくある。

ガムランはおそらく名人でなくてはなかなか良い音色が出ない楽器だと思われるが、子供たちの叩く音もなかなかのもので、大粒の雨だれがポロンポロン大きな葉っぱから落ちてくるようなゆったりした美しさがあった。やはり熱帯の音楽なんですな。

私&息子がとくに気に入ったのが「ボナン」という楽器の音色で、実演タイムでも、このボナンとクノン、それからゴング(超重低音を出す銅鑼)という楽器にトライした。

これが見るとやるとじゃ大違い! クノンはなんとか間合いや叩く場所を覚えられたけど、ボナンは間合いも叩く場所(一度に2か所叩かなきゃならない)も難しくて、私はお手上げ。息子がなんとかくらいついて叩いていた。

「母ちゃんができないのに、おいらにできた!」のがうれしかったらしく、鼻高々な息子。「興味の出た方は、毎週日曜にガムラン講座をやっていますからどうぞ」と誘われ、一瞬、悩んでいた。

が、結局、「僕、日曜はゆっくり休みたいからやめとくわ」。うん、そうだね。まあ、あと何度か聴いてみて、それでも気に入ったら受講するといいよ。


…てなわけで、この夏、チャンスがあればまたガムランを聴きに行きたいと思っている。
posted by すずめ at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月06日

保護者会で憤死

小学校の保護者会に行ってきた。

先生によると、「小学3年生というこの時期、お友達としっかり遊ぶことが大事。お友達としっかり遊べずに育った子は、一見外側はキレイに焼きあがっていても、中身は生焼けのケーキのような大人になる」とのことである。

がびーん。なんじゃそりゃ。

ああそうですか。小学校3年生のころ、休憩時間はひたすら図書室にこもって本を読みふけっていた私は、「食えない」生焼けのケーキでございますか。そして、お友達とろくに遊ばず、家にこもってレゴや読書に熱中しているわが子も、生焼けケーキ人生が待っているというわけですね?

確かに、私の対人能力は難ありですよ。お友達と遊ばなかったからコミュニケーション能力に難ありなのか、難ありだからお友達と遊ばなかったからかはわかんないけど。保護者会での「グループ懇談」なんて、世間話が苦手な私には針のむしろでしたよ。

だいたい、どういうわけか小学校のPTAでは(この地域だけかもしれないが)、「勉強しないほうがエライ」みたいな雰囲気がある。「うちは、勉強はそこそこでいいんで!」と先生の前で公言する親がいたり、ちょっとした雑談でも、「6年生くらいになると、ホラ、『お受験』(←わざわざ『お』をつけるあたりがいやみったらしい)する子がいるから」「塾に通う子がいて、なかなか遊べないのよね、ああいうのってイヤよね」「新聞? とってるわけないんじゃん、全然読まないし〜」というセリフが出てきたりして、文弱派の母は肩身が狭い。

いいじゃん、サッカーが好きな子がいたり、ピアノが好きな子がいるように、本を読んだり勉強したりするのが好きな子がいるんだよ。ひとりでいるのが好きな子もいるんだよ。

まあ、学校というのが、よき組織人を育成する場所と考えるならば、冒頭の「お友達としっかり遊んで…」というセリフも肯けるわけですが。

突出した個性を持つ子には、やっぱり学校てちょっとつらい場所なのかな。そういう個性を生かして、人生を切り拓くすべを教えてくれると、とってもありがたいのだけれど。

まあ、それは親が教えればいいのか。

私自身、10歳ごろから、生き辛さを実感する日々ではあるのだけれど、そんなところもふくめて、そんな不器用な自分がけっこう好きだったりするし。一応、ライターとしてちゃんと(?)稼いでるし。

自分はそれでよかったけれど、コミュニケーション能力に難ありげなわが子はどうサポートしていけばいいのか。得意分野をひたすら伸ばすべきか、足りない部分を補うほうに力を入れるべきか、悩んでしまう。

ぐるぐる。
posted by すずめ at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月05日

ダンゴ虫

キャンプに行って以来、下の子(4歳女児)がダンゴ虫集めにはまっている。いつもは外に出ると自転車を乗り回しているのに、最近は外に出てもやけに静かだ。しゃがみこんで、木や草の根元、石の下をひたすらほじほじ…。

それに影響されて、上の子までもがダンゴ虫集めにはまり、ふたりでどちらが大きいダンゴ虫をゲットできるか競っている。

そしてバケツに集めたダンゴ虫を「見て〜♪」と見せびらかしにくる。お隣の奥さんのところにも披露しに行って、「キャー、ヤダー」と悲鳴をあげさせていた。息子はその横で「ダンゴ虫はね、枯れ葉がすきなんだよ…」とうんちくを垂れている。頭が痛い。

ちなみに娘は、ダンゴ虫や芋虫にはさわれるのに、犬やウサギはさわれない。お向かいの家のわんこも、小型犬なのに、いつまでたってもさわれない。多くの女性は、その逆だと思うんだけど。娘もいつか逆転するんだろうか。

まあ、ダンゴ虫は無害だし、集めるのは勝手なんだけど。頼むから家の中でダンゴ虫の品評会をやるのはやめてくれ…。


ダンゴ虫がお好きなあなたはこちら

超どアップ写真が楽しすぎる
   ↓

【アマゾン】

posted by すずめ at 18:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月07日

小3男児に辞書を与えてみたら…

購入した国語辞典を進級祝いとして息子に与えてみた。

「わからない言葉があったら、母ちゃんに聞く前にこれで調べてごらん。たとえば前に聞いてきた“ペースト”とか…」
「のってないよ、お母さん…。あ、“あんき(暗記)”ってどういう意味なんだろう。載ってる…、“そらで覚えること”………、意味わかんねー」

確かにその説明じゃ、小3男児には理解できないだろうな…。

そのあと「あっ、シーラカンスがのってる! ゾウリムシものってるよ。でもワラジムシはのってない!」としばらく生き物図鑑がわりにしたあげく。

値段を見て「これ、2000円以上してしかも消費税がいるんだって! たっけー!(←500円で買えるコミックボンボンじゃないんだから、アンタ) あっ、そうだ、あとでこの本の大きさはかってみよっと」と、とりあえず喜んで?もらえたようでした。

とりあえず息子の質問攻めからは少しは解放される(はず)。あとは、3歳児の質問攻め対策かな。まあ、こっちのほうは親が対応するしかないわけだけれど。もうね、胃が痛くなるほど訊かれるのよ、「なんでー」「どうしてー」って。なんか、ライターとしての言語能力やセンスを、つねに根底からゆるがされてる感じなんだわー。
posted by すずめ at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月04日

小学生向けの国語辞典

この春小3になる息子が、最近やけに「ショルイソウケンて何?」「ペーストって何? …ふーん、で、どのくらいの固さなの?」とか、言葉の意味をいろいろ聞いてくる。

この無精者め。私なんか、大学卒業するくらいまでは、わからない言葉は頭のなかにストックしておいて、その言葉が登場するたびに、文脈から察して、自分のなかで単語の意味を修正していく…という脳内作業で語彙を蓄積してきたもんだ。他人や辞書になんか頼らなかったぞ!

たまに広辞苑をひいても、説明のセンスのなさにげんなりして、「この役立たず!」といちいち腹を立てていたものだ。なので、辞書は調べるというよりも、「自分の知らない単語の存在」を知るために、ぱらぱらひまつぶしにめくる…というふうに使っていた。

もっとも、ライターになってからは、間違いがあってはいけないので、確認のために辞書をひく回数は増えたが。

まあ、自分にとっては不要だった国語辞書ではあるが、息子にとってはそうではないのだろう。聞かれるたびに親が安易に意味を教えるのもいかがなものかと思い、小学生向けの辞書を買い与えることにした。

店頭に並んでいたのは、小学館のと三省堂の2種類。どちらの説明のセンスがいいのか比べるため、ためしに「セックス」という言葉がどう説明されているのか調べてみることにした。

…ところが! 小学生向けの辞書には、「セックス」という言葉は載っていないのだ! なんたること! 人生において、かくも興味深く、そして意味深い言葉を、小学生に向けていかにわかりやすくそして配慮をもって説明するかがセンスの見せ所なのでは…。

がっかりした私は、とりあえず「一番使われている辞典」という安易なキャッチフレーズが帯についている小学館の辞書を手に取り、レジに向かった。辞書なんぞに「知的興奮をかきたてる」役割を期待した私がどうかしていたのだ。無難に売れてる辞書でいいんだよ。

ちなみに小学館の辞書には、「ドラえもん」版というのがあって、表紙にドラえもんがのっている能天気な装丁のものもあるのだが、私は「ドラえもん」という漫画(というか主人公やヒロインの性格)が好きになれないので、あえて選ばなかった。

ちなみに私の使っている辞書は新潮社の「現代国語辞典」。これに「現代用語の基礎知識」などを組み合わせて使っている。私の国語辞典は平成元年発行なので、いくらなんでも古すぎである。そろそろ買いかえねば。「新明解」か「明鏡」(?)かでちょっと迷っている。

語彙数が自慢の大型の国語辞典はたぶん買わない。極力やさしい言葉を使うことを求められるのがいまの仕事だし。まあ、老後に創作に目覚めたりしたら買うかももしれない。


今回買った小学生向けの辞典

楽天ブックスで買うなら

【例解学習 国語辞典】




アマゾンで買うなら







ドラえもんがお好きならこちら

posted by すずめ at 10:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月04日

イケメン好きな3歳児

「ヒュンダイ ソナタ」のCMを見ていた3歳6ヶ月の娘が、「この人だれ?」。「ペ・ヨンジュン。ヨン様だよ」と教えると、「かっこいい〜」とうっとり。数分後、今度は「おーい、お茶」のCMを見て、「この人だれ?」。「エビ様だよ」と教えると、「かっこいい〜」とまたもやうっとり。

試しに「ヨン様とエビ様、どっちがかっこいい?」と聞くと、「ヨン様!」。これにはわが家の男性陣、「げーッ」とがっくり。そう、彼らは「あんな奴のどこがいいの?」と韓流ブームに首を傾げるアンチ・ペ・ヨンジュンなのだ。ヨン様のことは「ぺ」とか「ペ・ヨンジュン」などと呼び捨てにしている。「せめてエビ様といってほしかった…」と愛娘の好みに、複雑な表情を見せる父ちゃんであった。

娘が異性のルックスについて云々するのはこれが始めて。突如、彼女の中で何か美意識のようなものが目覚めたらしい。女性週刊誌の編集者にこの話をしたら、「オバ趣味〜!」とバカ受け(?)でした。
posted by すずめ at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月18日

かえるの子はかえる〜息子、「夜叉」にハマる

ここ1週間ほど、「夜叉」(吉田秋生)というマンガをせっせと読んでおりましたらば、小学校2年生の子どもも私の勢いにつられて読み始めてしまいました。

彼の普段の愛読誌は「コロコロ」だの「コミックボンボン」だので、図書館で借りてくるのも「ドラゴンボール」「らんま1/2」あたりなので、「話も難しいし、すぐ飽きるでしょ」と様子見していたら、ものすごい勢いでのめりこんでいってしまい…。ハードボイルドな内容がいたく気に入った様子。

ところが数巻先行して読み進めていくと、主人公が人を殺すシーンがガンガン出てくるようになり、小児虐待や同性愛を示唆するシーンも…。「名探偵コナン」でさえ「毎回人が殺されるから」と見せないようにしていたのに、「あちゃー」と焦る母。

「ちょっとあんたには難しいし、よくない描写があるから読むな」と言い渡すと、しぶしぶ彼もそれに従ってくれて…たと思ってたら。なんと奴は早朝5時台に起きて、母の仕事部屋から「夜叉」を持ち出し、読みふけっていたのでした…。

まあ、かくいう私も、ほぼ同じ年頃に、親の目を盗んで、「ゴルゴ13」とか「きりひと讃歌」(手塚治虫)をわけもわからず読みふけり、エロティックな描写に「コレはいったい…」と興奮してたんですけどね。血は争えないってことか。



   ↓小2男子もはまるハードボイルド少女マンガ
posted by すずめ at 10:49| Comment(0) | TrackBack(1) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月26日

ピングーの正体

「TVチャンピオン」を見ていた息子(小学校2年生)が興奮しながら、「お母さん! ピングーの正体がわかったよ! ピングーは本当は粘土なんだよ!」と報告してきた。どうやら今回はクレイアニメの特集で、しくみの説明で「ピングー」が使われたらしい。あちゃー。子どもの夢が無理やり醒まされたみたいでがっくりする。

ここ数年、母として気を使っているのがサンタの正体バレを防ぐこと。息子はまだサンタの存在を信じていて、昨年のクリスマス前は「お母さん! サンタが自転車に乗って薬屋の前を走ってたよ!」と大興奮して報告してきた。「そりゃもう少しでクリスマスだから、プレゼントの買い出しをしてるんだよ」と教えると、「そっかー!」とうれしそうに納得していたものだ。それなのに、うっかりしているとサンタの正体をテレビがばらしたりするので、油断がならない。夜9時まではサンタがいる前提で番組を作ってくれ。

子どもにいろいろふきこむのは楽しい。自分が中学生のころは、6歳年下の妹に「ギョウザは木になっている」と教えたり、夜ふけにひびくラーメン屋の笛を「やまんばの笛」と脅かしたり、サンタからの手紙を英語で書いたりして、おおいに夢の世界をふくらませてやったものだ(?)。

私自身に関していえば、「ちゃわんむしってなあに?」とたずねると、「茶碗のふたをあけると、虫がにょろ〜っと出てくる料理や」と母に教えられた。

息子には、くるぶしにできた「座り胼胝(だこ)」を、スワリダコという蛸のしわざであるとふきこんでいる。「お風呂でやられたの?」と心配してくれて、それが大変にかわいらしい。まあ、こんな楽しみもあと2年くらいだろうか。
posted by すずめ at 22:32| Comment(1) | TrackBack(0) | 子どもの頭と身体を鍛える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする