SE(システム・エンジニア)としてかつて勤めていた会社では、女性は制服着用だった。「制服のすばらしーところは、会社までは何を着ていってもOKということ!」……と自分は勝手に解釈した。
たとえばある日の通勤スタイルは、クッキーモンスターをアンディ・ウォーホール風にあしらったTシャツ、ストレートジーンズ、そして素足にカンフーシューズ。超ゴキゲンなカッコである。
ところがその日、突然、課長に呼ばれて、「今日はお前の客先デビューだ!」
すずめ、ピーンチ!
そう、客先に出向くときは自前のスーツを着ていかなくてはならない。まさか朝着てきたご機嫌なスタイルで大メーカー様のところへ行くわけには行かないのだ。
私は、同期の庶務を拝み倒してスーツとローファーを借りてしのいだのであった……。
その後も、制服のベスト+スカートのインナーとして勝手にタートルネックのセーター(白じゃなくて黒とかえんじ)を合わせたり、スニーカーを合わせたりしていたので、しょっちゅう課長に呼ばれて、「その格好は社会人としていかがなものか」と説教をくらっていた。
「だって、男の人だって社内でサンダルはいているじゃないですか!」
「あれは水虫だからいいんだ!」
…なんて不毛すぎるやりとりもしたっけなぁ。
そういえば中高時代もやばい状態だった。学校の制服のまま犬の散歩に行ったり、裏山に入ったり、近所の子供と遊んだりして、コテコテに汚れ、プリーツスカートのひだの山もつぶれて…という状態で登校していたんだもの。よくシスターに呼ばれて、「○○さんのスカートをみて御覧なさい。ちゃんとしているでしょう?」とか説教されてたな。
でも、当時はちっとも恥ずかしくなく、「はあ?何言ってんの。実用的にはなんの問題もないじゃん」とか開き直っていた。
やっぱり自分はどこか感覚がずれてたんだと思う。
なので、別に若いころに戻りたいとは思わんです。恥ずかしいことが多すぎて……。
まあ、ライターとなった今でも、自宅事務所で好きな格好をしている。たいがいヨレヨレのユニクロの部屋着。でも、取材時はちゃんとしたスーツで行くですよ! だって大人だもん!
2006年09月29日
2006年09月26日
仕事中の飲食
昨日は天気がよかったせいか、のどが渇いて渇いて。夕食を作る前に景気づけに1本やろうかと、チューハイに手がのびかけた。
……っと、やべーやべー。そういえば、夕食後に、こなさなくちゃなんない仕事があるんだった。
出版業界では、アルコールを飲みながら仕事する、あるいは仕事のあいまに飲む、という人がけっこういるような気がする。ストレスたまるし、意外に「待つ」時間が長い仕事だからかな……。
私も酒は好きで若いころは「ざる」とか言われていたが、この数年は、「飲む」→「お腹ピー」or「吐く」で、翌日は廃人と化すことを覚悟しなくてはならない。
仕事がたてこんでいるときは飲まないのが身のためなんである。
ちなみに私はコンピュータ業界でSE(システム・エンジニア)をやっていたことがあるが、こちらもけっこう仕事しながら飲み食いする世界だった。
本当は、マシン(ワークステーションとかパソコンとか)の前で飲むと、食べこぼしや飲みこぼしがマシンの故障の原因になったり、ねずみや虫を呼び、ケーブルがかじらたりするので、会社からはマシンの前での飲み食い禁止令が出ていた。
んだけど、おそろしく長時間にわたって脳みそを酷使する仕事なので、飲み食いしながらでなきゃ、身体が持たないんだと思う。みんなガンガンコーヒーを飲みつつ、スナックをむさぼり食べつつ、夜遅くまで働いていた。
ちなみに15年前当時、その職場ではやっていたスナックはカルビーの「さやえんどう」。
でもさすがにアルコールを注入している人はいなかったかな。やはり出版業界とは違う意味で仕事に精度が求められるから、飲みながら仕事をすると、あとで自分が困るはめになるからだろう(単なる企業風土の違いかもしれないけど)。
まあ、前の職業のころの名残もあって、仕事前・仕事中は酒は飲まないようにしております。
……っと、やべーやべー。そういえば、夕食後に、こなさなくちゃなんない仕事があるんだった。
出版業界では、アルコールを飲みながら仕事する、あるいは仕事のあいまに飲む、という人がけっこういるような気がする。ストレスたまるし、意外に「待つ」時間が長い仕事だからかな……。
私も酒は好きで若いころは「ざる」とか言われていたが、この数年は、「飲む」→「お腹ピー」or「吐く」で、翌日は廃人と化すことを覚悟しなくてはならない。
仕事がたてこんでいるときは飲まないのが身のためなんである。
ちなみに私はコンピュータ業界でSE(システム・エンジニア)をやっていたことがあるが、こちらもけっこう仕事しながら飲み食いする世界だった。
本当は、マシン(ワークステーションとかパソコンとか)の前で飲むと、食べこぼしや飲みこぼしがマシンの故障の原因になったり、ねずみや虫を呼び、ケーブルがかじらたりするので、会社からはマシンの前での飲み食い禁止令が出ていた。
んだけど、おそろしく長時間にわたって脳みそを酷使する仕事なので、飲み食いしながらでなきゃ、身体が持たないんだと思う。みんなガンガンコーヒーを飲みつつ、スナックをむさぼり食べつつ、夜遅くまで働いていた。
ちなみに15年前当時、その職場ではやっていたスナックはカルビーの「さやえんどう」。
でもさすがにアルコールを注入している人はいなかったかな。やはり出版業界とは違う意味で仕事に精度が求められるから、飲みながら仕事をすると、あとで自分が困るはめになるからだろう(単なる企業風土の違いかもしれないけど)。
まあ、前の職業のころの名残もあって、仕事前・仕事中は酒は飲まないようにしております。
2006年09月21日
きんもくせい
角を曲がったら、きんもくせいが香った。彼岸の入りとほぼ同時。名実ともに秋というわけやね。夏物をしまわなくては…。
ちょうど数日前、娘に「いまって夏? 秋?」と聞かれてちょっと答えに迷ってしまっていたのだが、ちょうどよかった。胸を張って(?)「秋!」と答えられる。
私に秋の到来を教えてくれるのはきんもくせいの香り。ちなみに春はオオイヌノフグリの開花をみたら春とみなす(東京ではあまり見かけないのが残念だけど)。
冬はイチョウが裸になったら。夏は、故郷では「梅雨明けごろに雷が鳴ったら」だったんだけど、このへんはしょっちゅう雷&豪雨に見舞われているので、「くちなしが香ったら」夏とみなすことに。
きんもくせいもくちなしも粘膜にからみつく香りで、24時間かがされると気が狂いそうになるんだけど、こうやって季節の変わり目に期間限定でほんのり香るのはやっぱりいいなあと思う。
ちょうど数日前、娘に「いまって夏? 秋?」と聞かれてちょっと答えに迷ってしまっていたのだが、ちょうどよかった。胸を張って(?)「秋!」と答えられる。
私に秋の到来を教えてくれるのはきんもくせいの香り。ちなみに春はオオイヌノフグリの開花をみたら春とみなす(東京ではあまり見かけないのが残念だけど)。
冬はイチョウが裸になったら。夏は、故郷では「梅雨明けごろに雷が鳴ったら」だったんだけど、このへんはしょっちゅう雷&豪雨に見舞われているので、「くちなしが香ったら」夏とみなすことに。
きんもくせいもくちなしも粘膜にからみつく香りで、24時間かがされると気が狂いそうになるんだけど、こうやって季節の変わり目に期間限定でほんのり香るのはやっぱりいいなあと思う。
2006年09月20日
用の美〜やかん編〜
キッチンまわりの道具や食器に関しては、機能性にこだわっている。
「使いやすい」のは必須だとして、「安全」「長期間に使用に耐える」「手入れがラク」かどうかも重要なポイント。そしてこの条件を満たすものは、なぜか姿かたちも美しいものが多い。まさに「用の美」。
たとえば、やかんは柳宗理プロデュースのステンレスケトル。
お湯を沸かす→注ぐという一連の動きが快適に行えるようデザインされている。まず、底が広いので、ガスの炎をムダなくひろってお湯が早く沸く(ガスの炎がなべ底からはみでるのは、節約的にNGなのじゃ)。ついでに口も広いから中を洗うときも手を入れやすい。
取っ手は、微妙に前上がりになっていて、指にやわらかくなじむ。後ろのくぼみに小指を掛け、人差し指を添えるように持つと、注ぐとき、手首に負担をかけずに微妙な湯量調節ができちゃうのだ。
そして、もちろん見た目も美しい!
ちなみに柳宗理の実父は、生活民芸品に注目して「用の美」を唱えた評論家の柳宗悦。まさにこのステンレスケトルは「用の美」を実践した製品ですのことよ。
ああ、やかんだけでこの文字量。フライパンや食器(白山陶器ラブ)、キッチンそのものについてもいずれ。
オブジェにしてもいいくらいに美しい…
↓


その他、見目麗しいキッチングッズが満載
↓

「使いやすい」のは必須だとして、「安全」「長期間に使用に耐える」「手入れがラク」かどうかも重要なポイント。そしてこの条件を満たすものは、なぜか姿かたちも美しいものが多い。まさに「用の美」。
たとえば、やかんは柳宗理プロデュースのステンレスケトル。
お湯を沸かす→注ぐという一連の動きが快適に行えるようデザインされている。まず、底が広いので、ガスの炎をムダなくひろってお湯が早く沸く(ガスの炎がなべ底からはみでるのは、節約的にNGなのじゃ)。ついでに口も広いから中を洗うときも手を入れやすい。
取っ手は、微妙に前上がりになっていて、指にやわらかくなじむ。後ろのくぼみに小指を掛け、人差し指を添えるように持つと、注ぐとき、手首に負担をかけずに微妙な湯量調節ができちゃうのだ。
そして、もちろん見た目も美しい!
ちなみに柳宗理の実父は、生活民芸品に注目して「用の美」を唱えた評論家の柳宗悦。まさにこのステンレスケトルは「用の美」を実践した製品ですのことよ。
ああ、やかんだけでこの文字量。フライパンや食器(白山陶器ラブ)、キッチンそのものについてもいずれ。
オブジェにしてもいいくらいに美しい…
↓

その他、見目麗しいキッチングッズが満載
↓

2006年09月06日
ほんとうのともだち
最近の子育てでは、「おばちゃん」「よその子」という言葉は使わない。まるでタブーかなんかみたいに。
だから、「●●ちゃんちのおばちゃん」は、「●●ちゃんママ」だし、公園で会ったりした知らない子も「ほら、おともだちだよ〜」と表現する。
実際、私を「おばちゃん」と呼ぶのは、甥っ子姪っ子くらい。
それをふまえた、4歳女児との会話。
娘「私のおともだちって誰だと思う?」
私「ん〜? 保育園の子はみんな“おともだち”でしょ?」
娘「違う! ほんとうのおともだちはAちゃん(保育園のお気に入りのお姉さん)とBくん(2歳のいとこ)なの!」
私「C子ちゃん(同クラスの仲良し)は?」
娘「おんなじ保育園だから、ほんとうのおともだちじゃないの!」
私「Aちゃんだって同じ保育園でしょう? そもそも、ほんとうのおともだちってどういう意味?」
娘「(なぜか突然キレる)ほんとうのおもだちなんていない!!!」
おいおい何があったんだよ。「ほんとうのおともだち」のことなんて、十歳過ぎてから悩めばいいんだよ。それともなんだ、子供たちのあいだで、「ほんとうのおともだち」論争でもあったのか。謎。
ちなみに、大人のいる場所ではめったに出てこない「おばさん」という言葉だが、子供の間では脈々と受け継がれているらしく、このあいだメガネをはずしていたら「知らないおばさんみたい〜」とゲラゲラ笑われた。しどい…
だから、「●●ちゃんちのおばちゃん」は、「●●ちゃんママ」だし、公園で会ったりした知らない子も「ほら、おともだちだよ〜」と表現する。
実際、私を「おばちゃん」と呼ぶのは、甥っ子姪っ子くらい。
それをふまえた、4歳女児との会話。
娘「私のおともだちって誰だと思う?」
私「ん〜? 保育園の子はみんな“おともだち”でしょ?」
娘「違う! ほんとうのおともだちはAちゃん(保育園のお気に入りのお姉さん)とBくん(2歳のいとこ)なの!」
私「C子ちゃん(同クラスの仲良し)は?」
娘「おんなじ保育園だから、ほんとうのおともだちじゃないの!」
私「Aちゃんだって同じ保育園でしょう? そもそも、ほんとうのおともだちってどういう意味?」
娘「(なぜか突然キレる)ほんとうのおもだちなんていない!!!」
おいおい何があったんだよ。「ほんとうのおともだち」のことなんて、十歳過ぎてから悩めばいいんだよ。それともなんだ、子供たちのあいだで、「ほんとうのおともだち」論争でもあったのか。謎。
ちなみに、大人のいる場所ではめったに出てこない「おばさん」という言葉だが、子供の間では脈々と受け継がれているらしく、このあいだメガネをはずしていたら「知らないおばさんみたい〜」とゲラゲラ笑われた。しどい…
2006年09月05日
名刺の肩書き
ライターの多くは在宅自営業だから、自分で名刺を刷らなくてはならない。
編集部によっては、そこを連絡先とした名刺をつくってくれることもあるが、複数の仕事先とつきあいがある限り、結局は自前の名刺が必要になるのだ。
以前は、名刺専用用紙(名刺サイズに切り離せるようミシン目が入っている)を買って、自宅のプリンタで印刷していたりなんかした。
この方法の最大のメリットは、取材相手や仕事先に応じて、肩書きが変えられる点。「××誌 取材記者」といれておくと、わかりやすく話がスムーズにすすむのだ。
しかし、取材先が増えてくると、この方法は面倒くさい。結局は印刷屋さんに100枚単位で発注することにしている。
肩書きは「Writer」で統一。軸のあるスタンスでは仕事をしていないから「ジャーナリスト」じゃない。あくまでも情報をわかりやすく伝える職人です、という意味合い(日本での、ね)で、「Writer」で統一。
気のきいた肩書きを考えようとしたこともあったけど、一番これがしっくりくる。
んで、取材相手に渡すときに、「××誌の取材記者です」とか「××誌の取材と執筆を担当しているライターです」とか口頭で説明するんである。
編集部によっては、そこを連絡先とした名刺をつくってくれることもあるが、複数の仕事先とつきあいがある限り、結局は自前の名刺が必要になるのだ。
以前は、名刺専用用紙(名刺サイズに切り離せるようミシン目が入っている)を買って、自宅のプリンタで印刷していたりなんかした。
この方法の最大のメリットは、取材相手や仕事先に応じて、肩書きが変えられる点。「××誌 取材記者」といれておくと、わかりやすく話がスムーズにすすむのだ。
しかし、取材先が増えてくると、この方法は面倒くさい。結局は印刷屋さんに100枚単位で発注することにしている。
肩書きは「Writer」で統一。軸のあるスタンスでは仕事をしていないから「ジャーナリスト」じゃない。あくまでも情報をわかりやすく伝える職人です、という意味合い(日本での、ね)で、「Writer」で統一。
気のきいた肩書きを考えようとしたこともあったけど、一番これがしっくりくる。
んで、取材相手に渡すときに、「××誌の取材記者です」とか「××誌の取材と執筆を担当しているライターです」とか口頭で説明するんである。
2006年09月03日
脱・マニュアル用語
気取った系のファストフードのカウンターで、「ホットティー、S(エス)で」と注文して、「ショートでございますね?」とやんわり訂正されてむかつくことがよくある。あと「カフェオレ」を「カフェラテ」に直されたりとか(味なんて同じなのに)。
逆に、ファストフードで柔軟な対応を見ると、ほっとする。
ケンタッキーフライドチキンで昼ごはんを食べていたときのこと。
親方風のおじさんがつかつかカウンターに近寄って、
「ここはから揚げを売ってるのか?」と一言。
お兄さん、動じることなく「ございます」。
おじさん「じゃ、普通のやつ、6個くれ」。
で、お兄さんは最後まで「フライドチキン」の言葉を出さずに応対していた。
私はこういう気づかい、好きだなあ。ほら、どこかの王女様が、客人がフィンガーボウルの水を飲んじゃったのを見て、自分も涼しい顔をして、フィンガーボウルの水を飲んだ…という話に通じるというか。
ああ、でもひょっとしたら、ここのチェーンでは「こういうときは、相手の気分を損なわないように…」なんてマニュアルがしっかりあったりして。
逆に、ファストフードで柔軟な対応を見ると、ほっとする。
ケンタッキーフライドチキンで昼ごはんを食べていたときのこと。
親方風のおじさんがつかつかカウンターに近寄って、
「ここはから揚げを売ってるのか?」と一言。
お兄さん、動じることなく「ございます」。
おじさん「じゃ、普通のやつ、6個くれ」。
で、お兄さんは最後まで「フライドチキン」の言葉を出さずに応対していた。
私はこういう気づかい、好きだなあ。ほら、どこかの王女様が、客人がフィンガーボウルの水を飲んじゃったのを見て、自分も涼しい顔をして、フィンガーボウルの水を飲んだ…という話に通じるというか。
ああ、でもひょっとしたら、ここのチェーンでは「こういうときは、相手の気分を損なわないように…」なんてマニュアルがしっかりあったりして。



